Hippo.(ひぽ)の行っている(相談支援/訪問看護)とは…。
活動内容/相談支援
2011年、2012年に内閣府・厚生労働省のモデル事業として実施された、大阪市パーソナル・サポート事業に中心的にかかわっていたスタッフが、その水準を引き継いで、重層的で包括的な支援を行うために、2013年2月に立ち上げた一般社団法人です。
大阪市パーソナル・サポート事業では、様々な社会資源と連携をとりネットワークを広げることで、一つの組織だけでは成し遂げられない、ちょっとでも満足してもらえる支援をめざしています。
現在、大阪市西成区は65歳以上の人の割合が34.5%(大阪市全体で22.8%、全国で23.3%)、高齢単身世帯数は26.7%と、高齢で単身で生活している人が多く、生活保護を受けている人の割合が23.5%(大阪市全体で5.7%、全国では1.6%)と、生活が苦しい人が多くいる区であることがわかります。これは、特別な街の問題というよりは、将来、日本が迎えるであろう、社会の縮図ではないかと考えます。
これから迎えるであろう日本社会の課題に対して、できることは何か。
この課題に対して、上に示しているモデル図のように、日常的に支援対象者とかかわっている、医師、病院のワーカー、サポーティブハウスのスタッフ、ヘルパー、社会福祉協議会のあんしんさぽーと、福祉事務所のケースワーカーなど、様々な社会資源と連携をとり、ネットワークを広げることをすすめています。また、日常的に支援対象者とかかわっているわけではないですが、専門家に後方支援してもらっています。
活動内容/訪問看護ステーションHippo.(ひぽ)
電話;06-6586-6742
〒557-0004 大阪市西成区萩之茶屋1-2-15 コミュニティハウス萩 5E FAX;06-6536-8992
訪問看護;介護保険法 健康保険法 生活保護法 公費医療負担制度対応(指定事業所番号2763390339)
ひぽの訪問看護ってどんな人が対象なの?
訪問看護ステーションHippo(ひぽ)は、大阪市の西成区や浪速区で困窮状態にある方々を中心に訪問看護をします。たとえば・・・こんなことで困っている方が対象です。
- 身のまわりのことや、日常生活がうまく出来ない
- 夜間に眠れず生活リズムが整わない
- 治療についてよくわからない、薬がきちんと飲めない
- 人とうまく話したり、付き合うことができない
- お酒をなかなか辞められない
- 社会資源の活用の仕方がわからない
訪問看護ステーションHippo.(ひぽ)はどんなことをしてくれるの?
訪問看護ステーションHippo.(ひぽ)では、ひとり暮らしでも地域でその人らしく生活ができるように、お手伝いをしています。
- 治療が継続できるように服薬管理や通院同行をします。
- 病状の変化を早期にキャッチして、悪化予防につとめます。
- 日常生活上で苦手なことを一緒に取り組んで「できる」ことを少しずつ増やしていきます。
- アルコール治療の介入や治療継続の支援をします。
- 地域の社会資源と連携しながら、本人にとってより良い生活を、本人や地域のみんなと一緒に考えていきます。
訪問看護ステーションHippo.(ひぽ)の特徴を教えて!!
訪問看護ステーションHippo.(ひぽ)の特徴は…
- 「生活支援」と「訪問看護」が組み合わされた支援です。
- 生活基盤の立て直しがメインです。
- 地域のさまざまな社会資源と協力しながら支援しています。
- 精神科に通院されている利用者が多いです。
- ほとんどの方が、ひとり暮らしで経済的に困窮されている方です。
まずは、お電話して相談に来てください。
名前について
ちなみに、Hippo.とはなんですかと言われます。
- かばのことを学名で「ヒポポタマス(Hippopotamus)」と言います。かばは、ああみえて獰猛です。また、走ると意外と早いんです。かばの、かわいらしさの奥にひそむ、強さに敬意を表して、Hippo.と。
- 古代ギリシアにヒポクラテス(Hippocrates)という人がいました。最も重要な功績のひとつに、原始的な医学から迷信や呪術を切り離し、医学を経験科学へと発展させたことが挙げられます。私たちが行っている支援を、単なる思いだけではなく、継続するために、科学的に制度化をすすめていくという意味で、Hippo.と。